社会が目に見えて変革を迎えています。

何かを失えば、何かを得るのは世の常ですが、今、世間を賑わせているNEWSのほとんどが、何か人間にとって、根本的な欲求の部分に対しての「当たり前」であったり、「常識」の様なものが失われたり、我慢を強いられたりしています。

戦争中に命懸けで戦い、戦後復興で望んでいた平和な世の中が現在の姿なのだとしたら、ご先祖様に対して感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでとても複雑です。

世界中を旅した人の話を聞くと、日本に生まれて本当に良かったと心から思うとおっしゃいます。

そうだとしたら、僕たち日本人はもっと日本の事や日本人の事を学ぶべきだと思うのです。

あまりにも、少なくとも義務教育の範囲では、しっかり学べていない。
そして、現代の心地良過ぎる環境は、そんな先人が培ってきた努力や知恵を忘れさせようとしている。

それでも僕たち日本人は、潜在的に残っている知恵と技術によって、世界に誇れる文化を作りだす事ができると思います。

新しい時代のテクノロジーの発展のスピードは凄まじく、僕たちに様々な喜びや快適さをもたらせると思います。
そんな中で、新しく見出していく欲求はなんなのでしょうか?

目に見えた「健康」はもちろんのこと、まだまだ解明されていない「脳」の健康や潜在的な能力の部分は、今後大きな僕たちの目指すべきテーマになる事は間違いないと思います。

無機質に計算されて一方的に送られてくる情報に、僕たちは慣れ、そしてそれをストレスに感じるようになるでしょう。

今後、必要とされる欲求は、「繋がり欲」とも言える人と人との深い部分での繋がり。

仕事はどこでもできるようになります。

お金や権力やルールの中で繋がっているものはそれほど大切なものではなくなり、「真」の部分での繋がりこそ、本当に欲しがるものになります。

かつて日本人は、一万年以上も続いた世界一平和な「縄文時代」という文化を築き上げた歴史があります。
国家として成立してから2600年以上も続いたのも世界で日本だけ。

「真」の繋がりは、現代のグローバルな資本主義というルールではない部分でも築ける、日本人に備わっているスキルによって実現できるものだと僕は確信しています。