情報化社会がSNSやスマートフォンによってさらに過激になり、「情報過多」によるメンタルヘルスの問題が指摘されています。
そして、AIの進化による「レコメンド」機能や、YouTubeなどの動画ツールが発達する事で、知りたい情報がすぐに手に入り、さらに容易に深掘りができる時代になりました。

これから先、AIがAGIに進化すれば、5年先、10年先に待っているのは、一人に一台「ドラえもん」が手に入る時代です。
どんな知識や知恵も「ドラえもん」に聞けば秒で得られ、探し求める手間は省かれますので、ストレスが減ります。
あなたにとって、最高の先生であり、相談相手であり、友達でもあるのが5年〜10年後に必ずやってくる自分だけのドラえもん(AGI)。
きっと、あなたは感情さえそのAGIにぶつける様になるでしょう。そしてそのAGIは時にあなたの感情を揺さぶるのです。

この先、情報に対するストレスは一時的に増大しますが、AIの進化によってスマートになり、ストレスは軽減されます。そして、次は逆にストレスを欲しがる時代になるのです。

ただ、ストレスも質の良いストレスと質の悪いストレスがあり、それらを選択的に得られる様になります。

正に、筋トレの原理原則と似ていて、心地良い適度なストレスを脳に与える事で成長する時代になるでしょう。

その選択肢は??

それはきっと、見た目も考え方もコミュニケーションもパーフェクトなAGIから与えられるストレスよりも、予測不能で時に理不尽であり、刹那的で運命的な「人間」によるストレスが、その「心地良い適度なストレス」を得る鍵になってくるのだろうと思います。

だからこそ、情報は何から得るよりも誰から得るかが大切なのです。

ドラえもん(AGI)はロボットなので、「何」です。
生身の人間は「誰」です。

その「誰」の集合体であるコミュニティは、この先の最先端のAI社会に向かえば向かうほど、大切なものになるのだと、僕は確信しています。